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心理学っておもしろい
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    第10回 構造分析と機能分析

    自我状態の構造分析と機能分析について、
    第9回までにお伝えしてきました。


    第10回では構造分析と機能分析の違い
    についてお伝えします。



    構造と機能をはっきり区別することによ
    り、自我状態のモデルを効果的に使うこ
    とが出来ます。



    効果的に使って、自分の心のメンテナン
    スに役立てていきましょう。


    その前に、少しおさらいしてみましょう。


    交流分析では、私たちは常にP.A.Cのい
    ずれかの自我状態を使って考え、感じ、
    行動していると考えます。


    自我状態とは、私たちの心の状態です。
    P.A.Cの細分されていない単純なモデル
    を一次的構造モデル、細分化した構造
    を二次的構造モデルと呼びます。


    構造モデルとは、人の中に蓄えられた
    記憶と戦略を分類するためのものです。

    P.A.Cの自我状態をいかに使うかを見せ
    るために各自我状態を分割したものを
    自我状態の機能モデルと呼びます。

    それでは、第10回構造分析と機能分析
    の違いについて学んでいきましょう。



    機能分析と構造分析の違い

    まず、機能分析と構造分析の図表は全く別
    のものとして、区別することが大切です。


    自我状態を分析する上で、「機能分析」は
    、私たちの性格がある出来事の瞬間にどの
    ように機能しているかを示しています。


    そして、
    観察可能な諸行動を分類ものであり、対人
    関係の問題を分析するときに使います。


    一方、「構造分析」は、私たちの性格がど
    のような構成になっているかを示していま
    す。


    そして、
    観察不可能な貯蔵された記憶と戦略を分類
    するものであり、個人の内部で何が起こっ
    ているのかを分析するときに使います。

    たとえば、ある相手と話しているとき、相
    手が腕を組みながら不機嫌そうにしている
    場合、私は、相手が「CP」の自我状態にい
    ると機能モデルによって判断できます。
    =(観察可能)



    しかし、私は相手が「A1」から発言してい
    るのか「P1」から」発言しているのか、構
    造モデルのどの自我状態から発言している
    のか、判断できません。=(観察不可能)


    構造分析と機能分析の違いについて、お
    伝えしましたが、いかがでしたか?


    構造と機能をはっきり区別することによ
    り、自我状態のモデルを効果的に使うこ
    とが出来ます。


    そして、効果的に使うことは、

    交流分析の目指す、

    「I'm OK. Your'e OK.」

    を達成し、人生の主導権を自分で舵取り
    をしていくことにつながっています。



    参考文献 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著(深沢道子 監訳)
    『TA TODAYー最新・交流分析入門』
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    第9回 二次的構造の「子ども(C2)」

    第9回 二次的構造の「子ども(C2)」

    二次的構造モデルについて簡単に復習してみましょう。


    ◆二次的構造モデルとは:

    自分の自我状態「親(P)」「成人(A)」
    「子ども(C)」の中身を知る方法です。

    自我状態の二次的構造を説明するとき、

    自我状態のP、A、Cを

    P⇒P2
    A⇒A2
    C⇒C2

    と記すことが、決まりごとになっています。

    では、

    今回は二次的構造の「子ども(C2)」に
    ついて学んでいきましょう。


    1.「子ども(C2)」の中の「親(P1)」

     
    「親(P1)」は、P2やA2が発達していな
    い、とても幼い時に親等から与えられた、
    親からのメッセージです。

    A2が発達していない幼い子供は、親等から
    教えられる、世の中の従わなければならな
    い規則を受け入れるかどうか、検討する能
    力が発達していないため、吟味することな
    く、直感的に親に嫌われないために素直に
    従い、記憶します。

    このような、親等からのメッセージを取り
    入れている場所「親(P1)」から通常、
    「※禁止令」は発せられています。

    言うことを聞かないと叱られるという、思
    い込みにより従った、空想の中で作られた
    親像は、現実以上に恐ろしい親像を作りあ
    げている場合があります。

    反対に、現実以上にポジテイブな親像を作
    りあげている場合もあります。

    「子ども(C2)」の中の「親(P1)」は、

    ・魔女的親
    ・人喰い鬼
    ・豚のような親
    ・妖精
    ・魔力を持った親

    等と表現されます。



    2.「子ども(C2)」の中の「子ども(C1)」


    「子ども(C1)」は、子ども時代の体験その
    ものです。
    身体的感覚を伴うこともあります。

    大人になった私たちが、もしパートナーの要求と
    違うことをし、「嫌われるかもしれない」
    と恐怖を感じることがある場合、それは、過
    去の幼い頃に体験した、「言うことを聞かな
    いと嫌われる」と、直感的に親に嫌われない
    ために素直に従い、記憶した恐怖体験の再現
    をしている状態です。

    C1は、自分の本質を表している部分です。

    さらにC1は、

    P0=乳児のときの環境
    A0=乳児のときの直感以前の漠然とした決断
    C0=乳児のころに体験したこと

    で構成されています。

    あなたは、

    「愛される存在である」か?
    「愛されるべき存在ではない」か?

    どちらを、生まれつき持っている感覚として
    感じていますか?

    その、

    あなたが生まれつき持っていると感じている

    ・「愛される存在である」
    ・「愛されるべき存在ではない」

    という感覚は、持って生まれた感覚ではな
    く、乳児期に決断したものと考えられます。


    3.「子ども(C2)」の中の「成人(A1)」


    「成人(A1)」は子どもが問題を解決するた
    めに持っている、戦略の全ての総称です。

    論理的思考が発達していない幼い子供は、直
    感や瞬間的な印象を基に考え、行動を起こし
    ます。

    元々身についている能力を使うために、A1は
    「小さな教授」と呼ばれています。

    そして、

    このA1は、禁止令決断を行う所でもあります。
    どういうことかと言うと・・・

    たとえば、

    お父さんとケンカをして、お母さんの機嫌が
    悪いときに、お母さんの言うことを聞かず、
    お母さんから手を挙げられてしまった子供の
    自我状態は・・・

    子供のC1では、

    「お母さんから叩かれた」=とても怖い体験

    として記憶されます。

    そして

    P1で、「お母さんの言うことをきかないと、
    嫌われる」というメッセージを受け取りま
    す。

    でも幼い子供は、論理的思考が発達してい
    ないため、「お母さんの言うことを聞かない
    と嫌われる」こと



    「お母さんから叩かれる」こと

    が結びつきません。

    嫌われること=叩かれること

    が結びつかず、混乱し、とても不快な感覚に
    襲われます。

    「叩かれる」というとても苦痛な体験を受け
    入れるために、子どもなりの理由として、

    A1が禁止令を携えて、登場します。

    A1 ⇒ あたなは、お母さんにとって「重要
    な子」ではないんですよ。でも言うことを聞
    いている間だけは「重要な子」なんですよ。

    だから、

    ほら、

    言うことを聞かなった、「重要な子」でない
    あなたは、叩かれたんですよ・・・と。
    そして、

    幼い子供は、「重要でなるな」という禁止令
    を決断してしまいます。

    子供は、親から見捨てられないように、嫌わ
    れないように、生きていくために、禁止令
    を決断していくのです。



    ◆第7回、8回、9回 に渡って、二次的構造に
    ついて学んできましたが、いかがでしたか?
    次回は、自我状態モデルの構造分析と機能分
    析の区別と関係について学んでいきましょう。

    ~~~お楽しみに~~~


    ※禁止令

    自分に対して無意識に自分に何かを「禁止」
    している「命令」で、その「禁止」に従って
    、私たちは人生を送っています。

    12の禁止令
      
    ・存在するな
    ・お前であるな
    ・子どもであるな
    ・成長するな
    ・成功するな
    ・するな
    ・重要であるな
    ・属するな
    ・近づくな
    ・健康であるな
    ・考えるな
    ・感じるな




    参考文献ー倉成宣佳 著
    『交流分析にもどづくカウンセリング』 
    ー再決断療法・人格適応論・感情処理法をとおして学ぶー
    発行所ー 株式会社 ミネルヴァ書房


    参考文献 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著(深沢道子 監訳)
    『TA TODAYー最新・交流分析入門』
    発行者ー池澤徹也
    発行所ー株式会社 実務教育出版 2012年

    第8回 二次的構造の「成人(A2)」

     第8回 二次的構造の「成人(アダルト:A)」(A2)


    第7回では、自我状態の二次的構造モデルとは
    何か?と二次的構造の親(P2)の中身につい
    てのお話しでしたが、簡単に復習してみましょう。


    ①二次的構造モデルとは:

    自分の自我状態「親(P)」「成人(A)」
    「子ども(C)」の中身を知る方法です。

    自我状態の二次的構造を説明するとき、
    自我状態のP、A、Cを


    P⇒P2

    A⇒A2

    C⇒C2


    と記すことが、決まりごとになっています。



    ②「親(P2)」とは:

    親や親の役割をした人から取り入れた思考、
    感情、行動の全てを取り入れている所です。


    では、

    今回は 二次的構造の「成人(A2)」に
    ついてのお話です。


     
    二次的構造の「成人(アダルト:A)」(A2)


    「成人(A2)」の自我状態とは、
    「今、ここ」の状況に対して、大人としての
    資源を総動員しての判断、反応です。

    「成人(A2)」の自我状態にいるとき、私た
    ちは「今・ここ」の思考、感情、行動を使う
    ことができます。

    自分の「親(P2)」「子ども(C2)」の中に
    ある親等から取り入れたものが、
    「今・ここ」の状況に適応したものかを、判
    断し、反応し、問題解決するために
    「成人(A2)」は働きます。

    たとえば、
    昨年熊本では地震が発生しました。そのとき
    の、私の感情と思考と行動の流れはというと・・・

    その本震のとき、家にいた私は、ものすごい
    揺れで目が覚め、飛び起き「怖い」という
    「今・ここ」の感情が湧き上がってきました。


    それと合わせて、昭和56年以前の我が家は、
    新耐震基準に適合していないので、「危な
    い」と判断し、夜、避難所に避難しました。
    (建築士としての判断)


    このように、「今・ここ」の感情は、私が避
    難所に避難する際の行動力に大きく貢献し、
    「今・ここ」の思考は、状況を判断し、反応
    し、「今・ここ」の行動は、私の安全を守る
    のに、とても役立ちました。

    このような、
    私たちの「今・ここ」の直接の反応としての
    思考、感情、行動の「成人(A)」は、二次
    的構造モデルで区分はしません。

     




    それでは次回は、二次的構造の
    「子供」(C2)」について説明していきます。


    参考文献 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著(深沢道子 監訳)

    『TA TODAYー最新・交流分析入門』

    発行者ー池澤徹也

    発行所ー株式会社 実務教育出版 2012年

    第7回 自我状態の二次的構造モデル(P2の中身)

    第7回 自我状態の二次的構造モデルと(P2の中身)



    1.自我状態の二次的構造モデルとは?



    私たちは生まれてから、色々な経験をします。

    そしてその色々な思考、感情、行動の経験を記憶として蓄えています。


    その私たちの今までの膨大な思考、感情、行動の記憶を

    フォルダ分けをして分類することで、私たちの自我状態が

    どういう仕組みで出来上がっているのか、理解しやすくなります。



    たとば

    洗濯物をタンスにしまう時は

    下着の場所、靴下の場所、洋服の場所

    と決められた場所に、種類ごとに分類して収納しているような感じです。


    分類すると、すぐに、靴下とか取り出しやすいですよね。


    私たちの内側で起こっていることも二次的構造モデルを使って

    分類し、整理することで、自分の自我状態がどのような中身に

    なっていて、自分が何でそのような反応をしてしまうのかを知る

    手がかりになります。



    二次的構造モデルはいわば自分の自我状態「親(P)」「成人(A)」

    「子ども(C)」の中身を知る方法です。

     

     
    2.二次的構造の「親(ペアレント:P)」(P2)




    「親(P)」の自我状態は、

    親や親の役割をした人から取り入れた思考、感情、行動です。


    私たちが「親(P)」の自我状態にいるときは



    親や親の役割をした人と同じように考え、感じ、行動します。


    正式にはこれを親からの 取り込み と言います。


    取り込みには


    ・悪いことをするとバチがあたる

    ・道路を急に飛び出してはいけない

    ・自分がされていやなことは人にしてはいけない


    などの言葉と共に、


    目から入ってくる態度、耳から入る声、

    心に深く感じた表現が記憶さえています。




    二次的構造の「親(P2)」では、記憶されている思考、感情、行動が

    誰からのコピーなのかによって「親(P2)」を分類します。



    取り入れた人の数だけの「親(P3)」「成人(A3)「子ども(C3)」

    二次的構造の「親(P2)」に存在します。(図1参照)







    二次的構造モデルでは 図1のように「親(P)」の自我状態全体を

     P2 で表します。



    二次的構造の「親(P2)」に取り入れた人物の数や

    それが誰だったのかは、一人一人異なります。





    3.「親(P2)」の中の「親(P3)」




    私たちの父親も母親も、両親から道徳や命令、社会のルール等のメッセージ

    を自分の「親(P2)」に取り入れています。

    そして私たちはそのメッセージを自分の父親や母親から受け取り、

    自分の「親(P2)」の中に取り込んでいます。



    このように

    私たちの「親(P2)」の中の「親(P3)」とは、

    代々引き継がれた様々なメッセージが保管されている所です。





    4.「親(P2)」の中の「成人(A3)」



    私たちは父親や母親等の「親(P2)」の中に取り入れた人たちから

    色々なことを聞き、その発言の一部を取り入れ真似をしています。




    親等にとっての事実を取り入れた所なので、

    父親や母親の誤解や思い込みを取り入れているものもありますし、

    時代とともに変化したものをとり入れているものもあります。



    このように

    「親(P2)」の中の「成人(A3)」とは、

    私たちが「親(P2)」の中に取り入れた人たちの「成人(A2)」から

    取り入れたものが保管されている所です。





    5.「親(P2)」の中の「子ども(C3)」



    父親や母親等の「親(P2)」の中に取り入れた人たちも、

    それぞれに「子供(C2)」を持っています。



    私たちは、その父親や母親等の「子ども(C2)」の思考・感情・行動を

    取り入れ、取り入れた人達と同じような反応や行動をしている場合があります。



    このように

    「親(P2)」の中の「子ども(C3)とは、

    私たちが「親(P2)」の中に取り入れた人たちの「子ども(C2)」から

    取り入れたものが保管されている所です。





    6.まとめ



    今回は自我状態の二次的構造モデルの中のP2の中のP3、A3、C3について説明しました。



    自我状態の二次的構造を説明するとき、自我状態のP、A、Cを



    P⇒P2

    A⇒A2

    C⇒C2




    と記すことが、決まりごとになっています。



    ①二次的構造モデルとは:


    自分の自我状態「親(P)」「成人(A)」

    「子ども(C)」の中身を知る方法です。



    ②「親(P2)」とは:


    親や親の役割をした人から取り入れた思考、感情、行動の

    全てを取り入れている所。





    取り入れた人の数だけの「親(P3)」「成人(A3)「子ども(C3)」

    が二次的構造の「親(P2)」に存在します。



    ③「親(P3)」とは:


    私たちの親もその親から色々な道徳や命令、社会のルール等の

    メッセージを受け取っており、

    私たちも色々なメッセージを自分の父親や母親から受け取って、

    自分の「親(P2)」の中に取り込んでいる所で、

    代々引き継がれた様々なメッセージが保管されている所です。



    ④「成人(A3)」とは:


    私たちが父親や母親等の「親(P2)」の中に取り入れた人たちから

    色々なことを聞き、その発言の一部を取り入れ真似をし、

    「成人(A2)」から取り入れたものが保管されている所です。




    ⑤「子ども(C3)」とは:



    私たちが「親(P2)」の中に取り入れた人たちの父親や母親等の

    「子ども(C2)」の思考・感情・行動を
    取り入れたものが保管されている所です。



    次回は二次的構造の「成人(A2)」について説明していきます。







    参考文献 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著(深沢道子 監訳)

    『TA TODAYー最新・交流分析入門』

    発行者ー池澤徹也

    発行所ー株式会社 実務教育出版 2012年
























    第6回 エゴグラム

    第6回 エゴグラム

    1. エゴグラムとは


    機能的自我状態(※1)のCP「支配的親」、NP「養育的親」、A「成人」、FC「自由な子ども」、AC「順応した子ども」のそれぞれの自我状態にどの程度時間を費やしているかを直感的に棒グラフのように表示したものをエゴグラムと言います。


    エゴグラムを描くことは、自分がそれぞれの自我状態(CP、NP、A、FC,AC)にどれほど多くのエネルギー使っているかを知る手がかりとなります。


     


    描き方は、


    自分が一番多く使うと感じる自我状態(CP、NP、A、FC,AC)を最初に棒グラフで書き入れ、次に一番少なく使うと感じる自我状態を棒グラフで書き入れます。


     


    自分が一番多く使うと感じる自我状態の棒グラフと、自分が一番少なく使うと感じる自我状態の2本の棒の相対的高さを手がかりに、他の自我状態も直感で棒グラフに書き入れ、エゴグラムを作成させていきます。

    エゴグラム例)

         


     


     


    2. 自分のエゴグラムを知ろう


    同じ自分でも「仕事場」と「家庭」等、状況が違えば違ったエゴグラムが出来上がるし、「家庭」でも家族と「けんかをしているとき」と「笑いあっているとき」では、違った自我状態が描かれる可能性があります。


     


    私たちは相手の言葉や声色や態度で、相手の機嫌や場の状況を一瞬で判断し、その場にふさわしい自我状態(CP、NP、A、FC,AC)を使い分けています。その場にふさわしい自我状態を自分で選択し、自由に使っている場合は問題ないのですが、自分がよく使っている自我状態が、自分が生きていくうえで辛いものなら、楽な生き方になる「エゴグラム」へ変える必要があるかもしれません。



     


    3. エゴグラムを変えるには


    自我状態の精神的エネルギー総和量は変わりません。 


    自分のエゴグラムを変えたい場合、CP「支配的親」が高くなれば、NP「養育的親」は低くなりますし、FC「自由な子ども」が高くなれば、AC「順応した子ども」は低くなります。
    これを「恒常仮設」と言います。


    自分のエゴグラムを変える方法は、自分がもっと高めたい自我状態を高くすることです。


     


    たとえば、CP「支配的親」を低くしたい、NP「養育的親」を高くしたいと考える場合、NP「養育的親」を高くする行動を実行します。


     


    ・お花を育てる


    ・電車で席を譲る


    ・素直に人をほめる


    等という行動を続けていくと・・・・


     


    NP「養育的親」が高まり、CP「支配的親」は少なくなっていくことが期待できます。



     


    4. まとめ


    FC「自由な子ども」の持っている欲求、好奇心をいかに世の中に沿って達成させていくかは、自分の人生で大切なことです。


    それには、FC「自由な子ども」を調整するA「成人」を成長させていく必要があります。


    自分で考え、自分で行動することで、A「成人」は成長していきます。


    成長したA「成人」は、失敗をチャンスへ変え、自分の可能性を増大させていきます。 


    そもそも人生に失敗なんてありません。


    失敗だと決めつけているのは、自分のCP「支配的親」なのです。 


    もし、自分のエゴグラムで変えたいものがあるのなら、変えたい自我状態を高める行動を実行するだけです。


     


    失敗などないのだから。

    【(※1)機能的自我状態:自我状態P「親」をCP「支配的親」、NP、「養育的親」に分割、A「成人」、C「子ども」をAC「順応した子ども」、FC「自由な子供」に分割し、自我状態が行動にどんな風に現れるかを示すために自我状態を分類したもの】




    参考文献 「TA TODAY」 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著
    「交流分析にもどづくカウンセリング」 倉成宣佳 著



    [1]  [2
    プロフィール
    HN:
    宝子
    性別:
    女性
    職業:
    建築士
    趣味:
    旅行、おしゃべり、馬の応援
    自己紹介:
    ・出身地:熊本県
    ・年齢:社会人生活18年
    ・ブログの内容:毎週通っている心理学(交流分析)講座をわかりやすくアップしていきます。
    ・略歴:設計事務所に勤務中
    32歳のときパニック症状を発症したのをきっかけに、心理学を学びはじめました。そこで自分を大事にするすべを身につけ、今では競馬、スクラッチ等で一攫千金を目指してます。
    ・性格:良いです。たまに悪くなります。
    ・ミッション:自分を生きる   





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