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心理学っておもしろい
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    第3回 転移と逆転移

    フロイトの精神分析でとても重要な「転移と逆転移」という概念を紹介します。
     
    1.転移とは?
     
    転移とは、心理療法でクライエントが自分にとって重要だった人物(両親や祖父母等)に対して向けた感情や態度を目の前のカウンセラーに向ける事で、この転移には、陽性転移と陰性転移があります。
     
    ・陽性転移:ポジティブな感情(好意、尊敬、信頼等の感情)をカウンセラーに持つこと
    ・陰性転移:ネガティブな感情(不信感、敵意、恨み等の感情)をカウンセラーに持つこと
     
    たとえば、

    ・母親(父親)に似たカウンセラーを好きになる(陽性転移)
    ・母親(父親)に似たカウンセラーを嫌いになる(陰性転移)
     
    この転移は日常生活でもよくみられます。
     
    ・落ち込んでいるときに、優しくしてくれた異性を好きになる(陽性転移)
    ・ひどい振られ方をして、男性(女性)不信に陥る(陰性転移)
     
    2.逆転移とは?

    カウンセラーがクライアントに対して転移を起こすことを「逆転移」といいます。
    「逆転移」がカウンセラーに起こっているときは、それを自覚し、振り回されることなく、思考・感情・行動を自らコントロールし、カウンセリングを行うことが大切です。
     
    たとえば、陰性転移を起こして、怒りを向けてくるクライアントに、カウンセラーが「○○さんのカウンセリング嫌だなあ」と思った場合
     カウンセラーは陰性転移をしています。

     3.どうして「転移」が起こるのか? 
     
    転移をおこしているクライアントの場合、カウンセラーはクライアントにとって、人間関係を再構築させるための対象となります。
    社会では通じないワガママをやさしく聞いてくれるカウンセラーとの関係は親子関係と似ています。カウンセラーを通して親をみているのです。

    4.「転移」は必要なものか?

    転移は、幼い頃に満たされなかった親などに持っていた感情や態度を(「もっと甘えたかった」「もっと大切にしてほしかった」など)をカウンセリングにおいて再体験していることです。
    その抑圧した感情は、思い出したくないものであったり、苦痛を伴うものであったりします。
    その幼いころに閉じ込めてしまった無意識の感情にスポットを当てていくことは、「生きにくさ」の解消につながる重要なものなのです。

    5.まとめ

    転移や逆転移が起こった場合、
    「なぜその感情が出てきたのか」
    「その感情は、過去、誰に向けられた感情と同じものなのか」

    を意識していくことが大切です。
     
    転移も私たちが環境に適応し、生きていくために身に着けた心のくせであり、私たちを守ってきてくれたものです。でもその転移が日常生活で「生きにくさ」を感じているものなら、もう大人になった私たちには必要のないものかもしれません。
    転移は小さい頃に得られなかった体験を、カウンセリング場面で取り戻しているだけです。そして転移を起こさなくても、問題は生じないということをカウンセリングを通して体験していきます。
    そうすることで、自分との間で抱えていた葛藤や苦悩が和らいでいき、生きやすい人生へと変化していきます。

     

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    最高の目的

    「神との対話3」の読書会にて。
    (サンマール出版・ニールドナルド・ウォルシュ著)

    最高の目的とは、新たな真の自分を再創造していく機会を得るということだ

    この文章の一つの解釈として

    真実を追い求めるのではなく
    あなたが真実で在りなさい
    真実で在ることを選択しなさい

    愛を求めるものではなく
    あなたが愛で在りなさい
    愛で在ることを選択しなさい

    ・真実は何も必要としない
    ・愛は何も必要としない

    というお話がありました。

    この1か月、ふとしたときに、「真実」「愛」という言葉が頭に浮かんでは消えていました。
    なんだろう?と思いながらも気に留めていませんでしたが、その意味を読書会に参加して
    得ることができました。

    そして、今日ふと「私は死ぬとき何をしなかったことを後悔するのだろうか?」という問が湧き上がってきました。

    日々こうやって疑問が出てきて、「何だろう?何だろう?」と答えを探しながら日常を送ってて、ずっとずっと頭の中の隅のほうにひっかかてて、あるとき「ポンっ」て「あ~、そうだったのか」と問が解決していくという日常を送ってます。

    テレビから流れてくる槇原敬之さんの「どんなときも」を聞きながら、ほんと歌の中の「迷い探し続ける日々が答えになること僕は知ってるから」という一節そのものだなと思ってしまいました。

    第2回 精神分析と交流分析

    精神分析と交流分析

    1回は交流分析について説明しましたが、交流分析の土台となった精神分析という理論を少し探ってみることにしました。

     

    1.精神分析って?

    人間のこころが「意識」と「無意識」から成り立っているという考えを基礎
    にした心理療法、また精神治療のための理論で、20世紀のはじめに ジーク
    ムント・フロイト(オーストリアの精神科医)が創設したものです。

     

    2.精神分析でいう心と交流分析でいう心

    精神分析では人の心を 超自我、自我、エス(イド)という3つの領域から
    できていると考えます。精神分析の分析対象は「自己理論」です。

    それに対し、交流分析では人の心を「親」、「成人」、「子ども」という3
    の自我状態でとらえ、分析対象は「人間関係の交流」です。

    精神分析は、精神分析の超自我、自我、エス(イド)が「理論的な概念」で
    あり「客観的に観察不可能」なのに対し、交流分析の「親」、「成人」、
    「子ども」という自我状態は「客観的に観察可能」だということです。

     

     

    3.精神分析の超自我・自我・エス(イド)とは?

     

    超自我:親や親的役割をはたした人のしつけ、言動から感じ取った価値観の
     領域が内在化したもの。善悪を判断し、悪い行為を起こさない方向
     に誘導する道徳的な領域。

     自分の中の裁判官みたいな部分。

     

    自我:自分の思考・感情・行動を整理し、現実の状況に応じた適切な行動を
       とる領域。

       エス(イド)と超自我の調整役。

     

    エス(イド):人間の本能、欲望。心の中で最も原始的な部分。自分の心地
     良いと感じることだけ を求める領域。生まれたばかりの赤
     ちゃんの心のような部分。

     

     

    例えば



    「まだ眠たいなあ。寝よう。」(エス)

    「ダメだよ。起きて、会社に行かなければいけないよ」(超自我)

    「朝7時かあ。起きないと遅刻するな。起きることにしよう。」(自我)

     

     

    4.まとめ

    交流分析を創始したバーンが最初フロイト派のフェダーンとエリクソンに指
    導を受けたということから、精神分析と交流分析のモデルが似通っていても
    不思議ではありませんが、フロイトの超自我、自我、エス(イド)とバーン
    の「親」、「成人」、「子ども」は人格を描写する上での異なった方法です。

     

    交流分析を中心に講座を学んでいきますが、精神分析を知ることも自分の心
    を知るのにとても役に立つと思います。

    そこで次回は、フロイトの精神分析でとても重要な「転移と逆転移」という
    概念について書いていきます。

    参考文献 「TA TODAY」 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著

    幸せみーつけた!

    何が幸せかなのかわかってなく、「ただ幸せになりたい」と漠然と
    思いを巡らせていた頃、いろいろな本を読みながら、
    「こんな普通のことを幸せだと思えるか!」と皮肉れていた
    7年程前に「幸せを数えたら、すぐ幸せになる」と目にした私。

    たとえ競馬が外れてもですよ。emoji

     

    「幸せを数えたら、すぐ幸せになる?」

    「え~、そんな簡単なことで幸せになれるわけないでしょ!」

    と疑いながらも、どーしても幸せになりたかった私は

    「本当かどうか確かめてみよう」とやってみることに。

    最初は慣れてないので、なかなかできず。

    でも、やると決めたことをやらないと気が済まない私は寝る前に

    「私は幸せです、今日もありがとうございます。」
    と言って寝ることを続けました。

    そして10日くらいたったころから、

     

    「私は幸せ。温かい布団で寝むれる」

    「私は幸せ。布団から起き上がれる体力がある」

    「私は幸せ。目がみえる、耳が聞こえる」

    「私は幸せ。おいしいと感じられる味覚がある」

    ・・・・・

    出てくるようになりました。

    それから今では、寝る前の習慣になってます。。

     

    そして

    幸せになったかどうか?

    「幸せにはなれない」ってわかりました。
    「幸せである」と気づいている自分がいるだけです。

     

     

     

     

     

     

     

    生きるとは

    週1回「神との対話3」の読書会に参加してます。
    (サンマール出版・ニールドナルド・ウォルシュ著)
    今回気になった文章

    生きるとは、最上のものを得るのではなく、最上のものを与えることだ。
    そのためには、ひとを赦す必要がある。とくに、期待したものをくれなかった相手を赦さなければならない。

    最上のもの=愛emoji

    第一歩として、「自分が自分へ愛を与えつづけ、自分が自分を赦せないことを赦しつづける」ことをやっていってれば、どーしても赦せない相手も、いつの間にか、その相手がどーでも良くなってる日に繋がってます。

    どーしても赦せない相手は「今はまだ赦せない自分がいる」と認識するだけで十分で
    どーでも良くなる、そのときまで待ってあげる。

    「今」自分が何を考え、意識がどこにあるのかを意識していると、「赦せない」自分は
    過去に意識がいっていることに気づきます。「今はまだ赦せない自分がいる」、「今」
    を意識するだけで、「今・ここ」に自分が戻ってこれます。

    最上なものを与えるには、自分が持っていないと与えられないと教えていただきました。
    やさしさを与えられるのは、自分がやさしさを持っているから。
    愛が与えられるのは、自分が愛を持っているから。

    やっぱり、自分を愛することからはじめようemoji
    (私が私の愛し方=お風呂で一日生きてくれた自分に、
    ありがとうと言いながら腕をなでてあげてます。)

    おいっ子に、「おばちゃん好き?」と聞くと、「キライ」と返ってきます。
    千円あげると、「好き」と言ってくれます。emoji

    でもおばちゃんは、キライと言われても、全然傷つかないし、甥をきらいにならないし、愛らしくてしょうがないです。

    これが「愛」なんでしょうね。

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    プロフィール
    HN:
    宝子
    性別:
    女性
    職業:
    建築士
    趣味:
    旅行、おしゃべり、馬の応援
    自己紹介:
    ・出身地:熊本県
    ・年齢:社会人生活18年
    ・ブログの内容:毎週通っている心理学(交流分析)講座をわかりやすくアップしていきます。
    ・略歴:設計事務所に勤務中
    32歳のときパニック症状を発症したのをきっかけに、心理学を学びはじめました。そこで自分を大事にするすべを身につけ、今では競馬、スクラッチ等で一攫千金を目指してます。
    ・性格:良いです。たまに悪くなります。
    ・ミッション:自分を生きる   





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