[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
②「親(P2)」とは:
親や親の役割をした人から取り入れた思考、
感情、行動の全てを取り入れている所です。
では、
今回は 二次的構造の「成人(A2)」に
ついてのお話です。
二次的構造の「成人(アダルト:A)」(A2)
「成人(A2)」の自我状態とは、
「今、ここ」の状況に対して、大人としての
資源を総動員しての判断、反応です。
「成人(A2)」の自我状態にいるとき、私た
ちは「今・ここ」の思考、感情、行動を使う
ことができます。
自分の「親(P2)」「子ども(C2)」の中に
ある親等から取り入れたものが、
「今・ここ」の状況に適応したものかを、判
断し、反応し、問題解決するために
「成人(A2)」は働きます。
たとえば、
昨年熊本では地震が発生しました。そのとき
の、私の感情と思考と行動の流れはというと・・・
その本震のとき、家にいた私は、ものすごい
揺れで目が覚め、飛び起き「怖い」という
「今・ここ」の感情が湧き上がってきました。
それと合わせて、昭和56年以前の我が家は、
新耐震基準に適合していないので、「危な
い」と判断し、夜、避難所に避難しました。
(建築士としての判断)
このように、「今・ここ」の感情は、私が避
難所に避難する際の行動力に大きく貢献し、
「今・ここ」の思考は、状況を判断し、反応
し、「今・ここ」の行動は、私の安全を守る
のに、とても役立ちました。
このような、
私たちの「今・ここ」の直接の反応としての
思考、感情、行動の「成人(A)」は、二次
的構造モデルで区分はしません。
それでは次回は、二次的構造の
「子供」(C2)」について説明していきます。
参考文献 イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ 著(深沢道子 監訳)
『TA TODAYー最新・交流分析入門』
発行者ー池澤徹也
発行所ー株式会社 実務教育出版 2012年